サイクリング養成講習会・JCAのサイクリング公認指導者資格認定制度について

1.経緯の概要
 第1次 JCA指導者制度「サイクリング指導者に関する規程」制定(昭 44)
要点:JCAリーダー2級・1級(検定合格者認定)
※ 検定講習会は、1992年(平4.3.31)以降中止。
 第2次JCA指導者制度「サイクリング公認指導者の登録に関する規程」制定(平7)
要点:サイクリング・インストラクター3級・2級・1級
 第3次JCA指導者制度「公認指導者資格認定規程」(平11.7.1制定)
要点:サイクリング・インストラクター、サイクリング・ディレクター2級・1級
※文部科学大臣事業認定「スポーツ指導者の知識・技能審査事業」
※日本野外活動団体協議会 共通カリキュラム
文部科学大臣事業認定 平成17年3月31日をもって解除
 第4次 (現行 平成23年6月27日改定)
要点:サイクリング・リーダーを新設、サイクリシグ・インストラクターは検定

2.公認指導者認定制度の目的
 JCAでは、平成23年6月27日、指導者制度を改定しました。その趣旨は、財団法人という社会に貢するべき組織として、近年ブームになっているスポーツバイクユーザー全ての方々に対し、JCA公認指導者の活躍により正しいサイクリング、楽しいサイクリングを理解、実践していただきたい、という思いからです。
 1,520万人と言われる(2010レジャー白書)サイクルスポーツ、サイクリング愛好者全員にお伝えするための足掛かりとして、現在のような受講するだけで公認、認定され、実際の指導者活動をしなくても3年後に更新ができてしまう従来の制度について、JCAの公認指導者の資質を統一的に高め、特に、正しい自転車乗用の指導者を求めている社会の要請に応じていくためのワンステップとして、各都道府県サイクリング協会が行うサイクリングのスタッフとして資質を磨き、序々に社会の要請に応じられる指導者となれるような制度として見直しを行い、全国のサイクリング協会の主要な方々のご意見を頂戴しながら改定いたしました。

3.改定の内容
 具体的には、指導者のクラスを現行の3クラスから4クラスにし、現行の「サイクリング・インストラクター」の認定は今回のような受講だけで認定する方法から、検定試験を経て合格者を認定する、現行の受講だけで認定するのは、「サイクリング・リーダー」という新しいクラスに移行する、ということと、賛助会員の更新をせずに、公認指導者の更新のみを行なえてしまう旧制度から、公認指導者の資格を更新する場合は、賛助会員でなければならないことを明確にしました
サイクリング・リーダ・インストラクター・ディレクター 

「サイクリング・リーダー」
 18歳以上で、公認指導者としてサイクリングの小グループを統括して安全に共に楽しむための基礎的な理論と技術を習得する意欲と情熱を持ち、本協会の催事及び各都道府県サイクリング協会(以下「地方協会」という。)の活動に積極的に参加できること。
取得目安期間 : 10時間 (講習会の期間)
受講内容 :
(1)18歳以上で、公認指導者としてサイクリングの小グループを統括して安全に共に楽しむための基礎的な理論と技術を習得する意欲と情熱を持ち、本協会の催事及び各都道府県サイクリング協会(以下「地方協会」という。)の活動に積極的に参加できること。
(2)本協会の認める「サイクリング・リーダー養成講習会」を履修し、本協会の認定を受けた者であること。

「サイクリング・インストラクター」
 公認指導者としてサイクリングに対する意欲と情熱を持ち、小グループを統括して安全且つ共に楽しむ能力を有し基礎的な理論と技術をもって、本協会の催事及び地方協会の活動に積極的に参加できること。
受験資格 : サイクリング・リーダー取得後、登録更新(以下「更新」という。)を1回以上行なった者であること。
取得目安期間 : 20時間/2〜3日 (講習会の期間)
受講内容 :
(1)公認指導者としてサイクリングに対する意欲と情熱を持ち、小グループを統括して安全且つ共に楽しむ能力を有し、基礎的な理論と技術をもって、本協会の催事及び地方協会の活動に積極的に参加できること。
(2)本規程第22条に定める登録更新(以下「更新」という。)を1回以上行なった者であること。
(3)本規程第17条第2号に定める「サイクリング・インストラクター検定試験」に合格し、本協会の認定を受けた者であること。
試験の内容 :サイクリング・インストラクターは検定
日本サイクリング協会および地方協会が実施する講習会を受講する

「サイクリング・ディレクター2級」
 公認指導者としてサイクリングを中心とした野外活動の健全なる普及と推進及び啓発に努め、指導的立場で関与するとともに、各種行事へ参加する等、本協会の催事及び地方協会に積極的に携わり基礎的な指導ができ、サイクリング大会等を安全且つ円滑に運営できる催事の担当者として一定の統率力、判断力、決断力を有すること。
受験資格 : インストラクターの資格を取得後、1回以上の更新を行なった者であること
指導経験を有し、クラブなどで活動実績を有すること
取得目安期間 : 80時間 (講習会の期間)
(1)公認指導者としてサイクリングを中心とした野外活動の健全なる普及と推進及び啓発に努め、指導的立場で関与するとともに、各種行事へ参加する等、本協会の催事及び地方協会に積極的に携わり基礎的な指導ができ、サイクリング大会等を安全且つ円滑に運営できる催事の担当者として一定の統率力、判断力、決断力を有すること。
(2)インストラクターの資格を取得後、1回以上の更新を行なった者であること。
(3)所定のディレクター2級養成課程を履修、合格し、本協会の認定を受けた者であること。
試験の内容 : 日本サイクリング協会が検定講習会を行う

「サイクリングディレクター 1級
 サイクリングを中心とした野外活動に関する専門的な指導を行うとともに、本協会の催事及び地方協会運営等において指導、助言及び地域における講習会において公認指導者の育成、指導が積極的に行うことができ、サイクリング大会等を安全且つ円滑に運営できる催事の責任者として総合的な統率力、判断力、決断力を有すること。
受験資格 : ディレクター2級の資格を取得後、1回以上の更新を行なった者であること。
取得目安期間 : 80時間 (講習会の期間)
(1)サイクリングを中心とした野外活動に関する専門的な指導を行うとともに、本協会の催事及
 び地方協会運営等において指導、助言及び地域における講習会において公認指導者の育成、指
 導が積極的に行うことができ、サイクリング大会等を安全且つ円滑に運営できる催事の責任者
 として総合的な統率力、判断力、決断力を有すること。
(2)ディレクター2級の資格を取得後、1回以上の更新を行なった者であること。
(3)所定のディレクター1級養成課程を履修、合格し、本協会の認定を受けた者であること。
試験の内容 : 日本サイクリング協会が検定講習会を行う


(公財)日本サイクリング協会


野外活動指導者
 野外活動唯一の公的資格「野外活動指導者」約1万人の指導者が全国で活躍しています。
その立場は、ボランティアからプロフェッショナルまで幅広いものです。
野外活動に関する知識や技術、野外活動中の安全管理、自然の中での
ルールやマナーを伝えます。
環境教育やスポーツ・レクリエーションに関する基礎的知識を持つアウトドアのエキスパートです。
「サイクリング・リーダー」科目
カリキュラム  専門科目 
サイクリングの概論   (3H)
サイクリングの実技   (6H)
サイクリングの指導実習 (1H)

「サイクリング・インストラクター」検定科目
面接 筆記 実技
1.指導者の心構え
2.指導者としての見識
3.指導者としての基礎知識
1.救急措置の基礎知識
2.道路交通法の基礎知識
3.自転車乗用時のマナーの理解
4.立硝時の誘導知識
1.自転車の取り扱い
 パンク時の処置及び輪行パック使用時
2.ストレッチ指導能力
3.実走
(1) 小グループのリード能力
(2) 安全確保能力
(3) 安全確保能力
(4) マナー実践能力

サイクリング・ディレクター(1、2級)
 世界的規模で地球温暖化等、環境問題が大きく叫ばれる中、
自転車は人にやさしく環境に無公害な乗り物として注目を集めています。
サイクリングは、休暇の増大や健康増進、自然志向の高まりと共に、
生涯スポーツとして幅広い年齢層の人々に楽しまれています。

 サイクリングディレクターは、この素晴らしいスポーツである
サイクリングを、多くの方に安全に楽しんでいただくために、
初心者の指導、各種サイクリング大会の企画・運営などを行います。

総学習時間1級80時間 2級80時間
共通科目カリキュラム
 
野外活動指導者 2級
野外活動指導者 1級
 講習科目
科目内容
20時間
科目内容
20時間
スポーツ社会学 @生涯スポーツの意義と社会的背景
A地域社会とスポーツ
2時間 @スポーツの社会学 2時間
スポーツ心理学 @スポーツの心理学的影響 2時間 @運動と遊び・スポーツの発達 2時間
スポーツ経営学 @スポーツ経営の概念と目的
Aスポーツ経営の領域
B経営過程
2時間 @スポーツ経営の構造 2時間
スポーツ生理学 @運動と筋・神経系
A運動と呼吸・循環系
B運動と疲労
6時間 @運動と食事
A体力トレーニング
B健康増進のための運動処方
C発育・発達と運動
8時間
スポーツ医学 @スポーツ医学の考え方と必要性
A運動と健康1
Bレクリエーション・スポーツ活動中の
事故に伴う法的問題
2時間 @運動療法の基本と実際
A活動現場での救急処置
4時間
スポーツ指導論 @スポーツ指導の基礎と原則
Aスポーツ指導のプログラムづくり
4時間 @スポーツ指導法
Aスポーツ指導の計画
2時間
地域におけるスポーツ行政 @スポーツ行政の基本 2時間


専門共通科目カリキュラム
 
野外活動指導者 2級
野外活動指導者 1級
  講習科目
科目内容
30時間
科目内容
20時間
余暇レクリエー
ション概論
@余暇生活の歴史、現状と課題
Aレクリエーションとは何か
2時間 @レクリエーション運動概説
Aレクリエーション関係組織
2時間
野外活動概論 @野外活動の概要
A野外活動の現状と課題1
B野外活動の関連法規1
C野外活動の施設及び用具
D野外活動の考え方
E野外活動指導の基礎と原則
F野外活動におけるルールとマナー
7時間 @野外活動の現状と課題2
A野外活動の関連法規2
B野外教育の考え方2
C野外活動指導の計画・運営・評価
4時間
野外活動と環境 @現代社会と環境問題
A自然保護の考え方
B環境教育とは
C野外活動における環境教育
プログラムの考え方と実際1
D自然に関する知識と理解
E動植物に関する知識と理解
F天文に関する知識と理解
G気象に関する知識と理解
H地形に関する知識と理解
14時間 @野外活動における環境教育
プルグラムの考え方と実際2
A自然に関する知識と理解2
B動植物に関する知識と理解2
C自然観察の方法
10時間
野外活動に
おける安全管理
@野外での危険と安全対策
A野外活動での外傷と病気1
B野外活動での救助と救急法1
C野外活動における健康管理
7時間 @野外活動での外傷と病気2
A野外活動での救助と救急法
B野外活動中の事故に伴う法的問題
4時間

専門科目カリキュラム
 
野外活動指導者 2級
野外活動指導者 1級
 講習科目
科目内容
30時間
科目内容
40時間
サイクリング
基礎知識
@サイクリングの特性
Aサイクリングの歴史
Bサイクリング指導者
Cサイクリングの計画・
運営・評価
Dサイクリングにおける
安全管理
6時間 @対象や目的に応じた
指導内容と指導技術
Aサイクリングクラブの
育成と運用
Bサイクリングにおける
安全管理
Cサイクリングと健康
12時間
サイクリング
実技
@基礎実技
主要箇所の点検、設備、
点検整備のポイント
携帯工具、正しい乗車姿勢、
自転車の点検・整備
工具の使い方、
上手な乗り方・走り方
10時間 @基礎実技
自転車の点検・整備
工具の使い方
上手な乗り方・走り方
10時間

A応用実技
交通規則とマナ−、グル−プ走行、
パンク修理(W/Oタイヤ、
チュ−ブラ−タイヤ)
チェ−ン切れ、リム損傷、
スポ−ク切れ、
サイクルキャンピング、
サイクルOL、
サイクルゲ−ム、
等の内容を含む
10時間 A応用実技
走行テクニック、
ブレ−キ・テクニック、
ギャチェンジ・テクニック、
登坂、降坂・テクニック、
応用走行テクニック、
フレ−ム損傷、リム損傷、
スポ−ク切れ、
チェ−ン切れ、ケ−ブル切れ
 等の内容を含む
10時間
サイクリング
指導実習
@基礎実技の指導
A応用実技の指導
4時間 @基礎実技の指導
A応用実技の指導
B指導計画の立案・
実施・評価
8時間

どうやって学習するの?
まず始めに、
サイクリングリーダーの学習を行います。
申込みは
(公財)日本サイクリング協会
お問い合せください。


公認指導者資格認定規程

平成23年度サイクリング・インストラクター養成講習会 広島会場 資料より